足袋仕立て 石井 健介




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足袋の歴史は古く、平安時代以前の貴族が履いていたのは現在で言う靴下のようなもので又が分かれていなくて「しとうず」と言いました。
こはぜに移ったのは江戸の元禄頃でその当時は紐で足首を結ぶものを使っていました。
素材は鹿皮が主で明暦の大火後に綿が出回ったと言われています。



石井 健介 / 作品

足袋仕立て / 施工実績

名 前:石井 健介
工芸品:足袋仕立て
住 所:墨田区向島5-27-16
略 歴:1977(昭52年)東京 墨田区生まれ

1970(昭52年) 東京墨田区生まれ
1997(平9年) 東京会計専門学校卒業
同年 父芳和のもとで修業をはじめる
2005(平17年) 台湾台北にて足袋仕立ての実演を披露する
2017(平29年) 墨田区伝統工芸保存会入会

 

■少年時代

小学校の頃は少年野球チームに入っていて、真っ黒になるまで練習に明け暮れていました。
野球以外にもサッカーや卓球などとにかくスポーツが好きで夢中になっていました。
近所には今では珍しくなった駄菓子屋さんがまだ数軒残っていて、お小遣い片手に友達誘ってはしゃいで向かった気持ちは今でもしっかり残っていますね。
町内でもスイカ割り大会や胆だめし、餅つきなどイベント事がたくさんあって純粋に楽しかった記憶ばかりです。


■職人になるきっかけ

夕方時、芸者さんが店の前を行き交う姿を見ると自然に足元へ目線が行きました。
小さいときからすぐ側で親の仕事ぶりを見続けていたこともあったうえ、長男ということでいずれ継ぐものなのかな、そんな気持ちで専門学校卒業後、父のもとで修業が始めました。


■職人になってから現在~そして今の思い

足袋づくりをスタートするにあたり最初に行ったのは、配達や事務的な事をする傍ら、4本の糸を1本分に撚りあげる作業で晩まで続けていました。
そして父が刃物を研いでいるところや、生地を裂く所作を隣で見習いを経て、御誂えの採寸、裁断、縫製、仕上げなどを行っています。
「道具のクセやその使い方を体に覚えさせる」
父が口にしている言葉の通り、正面から向き合って一日の積み重ねを大切に励んでいきます。


■職人哲学

足袋づくりには約15の工程があります。
基本的なことですが、その一つずつの工程をきちんと進めて、手作りならではの履き心地というものを追求していきたい。
足袋に携わる能や日本舞踊の舞台にも足を運んで吸収し、角度を変えて捉えていくことも大切だと感じています。


■私の目標、夢

主力である御誂え(フルオーダー)の精度をより高め、普段なかなか合わずに困っていらっしゃる方たちにも満足していただけるよう技術を磨いていきます。
その一方でもっと身近に感じてもらえるように着物以外でも自宅で日常履けるようなカジュアルな足袋も考案し、作製していきたいです。

■連絡先

氏 名:石井 健介
住 所:墨田区向島5-27-16
電 話: 03-3626-1413
メール:info@mukoujima-meugaya.com
URL:http://www.mukoujima-meugaya.com